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  • BUNRIは、「株式会社永光」として、現会長を含む技術者数名で、1960年に東京の北品川で創業しました。創業以来、「アイディアは現場にある」という徹底した現場主義をつらぬき、「開発・設計・製造・販売・アフターフォロー」までのすべてを自社で行うことで、業界の先駆者としての地位を築いてきました。

    私たちが大切にしているのは、「お客様からいただいた声を大切にすること」、そして「お客様目線で考えること」です。国内唯一のクーラント濾過装置・切粉処理システムの専門メーカーとして、今後も開発と技術力の向上に邁進していきたいと考えています。

創業当時のアイディア

  • マグネットスタンド
  • 創業当時の初代製品は、スタンド部分にマグネットが取り付けられた手もと照明「マグネットスタンド」です。「手もとを明るくすれば作業がしやすくなる」という、まさに現場ならではのアイディアから生まれた製品です。

    当時の工作機械は、製品を作るために最低限必要な「削る」「磨く」という機能だけの、非常にシンプルな構造で、作業の効率化などは意識されていませんでした。一方で、現場の作業では正確さが求められ、そのためには手もとの明るさが必要とされていました。

    また、工作機械は、主に鉄製の部材で構成されています。そのため、マグネットであれば簡単に取り付けることができます。こうして、必要に応じてどんな機械にでも自在に着脱ができ、手もとを明るく照らせるという、製造現場が求める製品が誕生したのです。

濾過装置のルーツ

社名の由来でもある「BUNRI=分離すること」は、当社の主力製品である「クーラントと切粉を分離する濾過システム」のことを指しています。実はこの「濾過装置」のルーツにも、創業当時の現場のアイディアが詰まっています。

金属を加工する際には、金属の細かい切粉や切りくずが発生します。加工には、冷却・潤滑・洗浄・サビ防止の目的でクーラントを用いますが、加工の際、クーラントの中に切粉が混ざってしまいます。それを人手を使って清掃していたため、大変な作業でした。

  • アイディアを出し続ける努力
  • そこで、ステンレスケースの中にマグネットを貼り付け、クーラントがたまるタンクに沈めて使用する製品を考えました。そうすることで、マグネットに切粉が吸着するため、マグネットを取り出すだけで清掃ができるようになり、作業効率が格段に上がったのです。これが、現在の「濾過システム」の始まりでした。

    その後も、常にアイディアを出し続ける努力を惜しまず、より効率よく切粉を処理するための改良を重ねました。初期のマグネットはステンレスケースの中に貼り付けたものでしたが、円筒にマグネットを貼り付けたものを回転させることでより効率的に切粉を処理することに成功しました。この形は、現在も濾過システムの標準的な形状となっています。

このように常に最善の方法を検討し、改良を重ねていく努力が現在のシステムの礎となり、継承されています。今日でも、現場から生まれるアイディアや悩みなどが、BUNRIの製品開発や技術力に活かされているのです。

重要なのは適切な状況判断と先を見据える力

当社で求められるスキルに「適切な状況判断」と「先を見据える力」があります。これは、すべての職種、すべての業務において必要な力だと考えています。=分離すること」は、当社の主力製品である「クーラントと切粉を分離する濾過システム」のことを指しています。実はこの「濾過装置」のルーツにも、創業当時の現場のアイディアが詰まっています。

これをプラモデルや模型などの工作に例えてみましょう。工作をするうえで重要なのは、「手先の器用さ」と同時に「手順(工程)」です。やり方をひとつ間違えると前の工程に戻ってやり直したり、場合によっては、最初から組み立て直しになったりすることもあるでしょう。初めのうちから上手くやるのは、なかなか難しいことだと思います。しかし失敗を経験することで、状況を適切に判断し、先々の手順を見据えて考える力がついていきます。そして、作っているうちに「ここをこう工夫すれば上手くいきそうだ」「ここは手順を入れ替えた方が効率がよいな」などの発想が出てくるのです。

これらの力は、お客様への提案やヒアリングを行う際に役立ちます。また、製造現場では効率的かつ円滑に作業を進めるといった「段取りのよさ」として活きるのです。適切に状況を判断した上で、先を見据えて考えることが、スムーズに業務を行うポイントです。それは結果としてお客様の役に立つことにつながります。

顧客第一主義だからこその徹底的な現場主義

創業当時の製品である「マグネットスタンド」や「濾過装置」は、いずれも、現場での「困りごと」や「効率化」を考えた結果、生まれた製品です。この現場主義は、自社の製造現場とお客様の製造現場の両方について言えることで、現在にいたるまで変わらず継承されている、当社のポリシーです。

お客様が直面している課題に寄り添うことはもちろん、潜在的な課題も含め、その先の解決まで見据えた提案ができる企業でありたいと思っています。それには、BUNRIの社員全員が「自社の製品」「自社の現場」「お客様の現場」を正確に理解することが必要だと考えています。

お客様に必要とされる存在であり続けたい

BUNRIは創業時の精神である徹底的な現場主義を貫き、お客様に必要とされる存在であり続けたいと考えています。

製品に対する想いは、自分の子供に対する想いと同じ。「開発したものは必ず最後まで責任を持って面倒をみる」という気持ちで日々、取り組んでいます。お客様へ製品を納入することがゴールではなく、導入後のアフターフォローやヒアリングなども丁寧に行い、使いやすさや改良点などを発見するよう心がけています。

創業者である現 会長のポリシーとして、「わかった人が作り」「わかった人が売り」「わかった人が使う」という言葉があります。全社員がお客様のことを想像して、困っているお客様の手助けができるよう、初心を忘れず、創業当時からの信念を常に追求していきたいと考えています。

株式会社ブンリ
代表取締役社長
田代 誠